薄幸の神子は元隷魔に攫われた先で溺愛されています【電子特別版】 (角川ルビー文庫)

超個人的評価:★★★☆☆
著者 : 壱師散子
イラスト:睦月ムンク
KADOKAWA
発売日 : 2025-04-01
薄幸の神子は元隷魔に攫われた先で溺愛されています【電子特別版】 (角川ルビー文庫)

人と魔族的な人(ルシフェの民)が暮らしている世界があって、人間は契約で彼らを縛って隷魔にしている。
そんな世界の教会で神子と認定される特徴(身体の片側が不自由)を持って生まれた受だけど、受の出産で母がなくなり、神子が就く教会の重要ポストも埋まっていたため、おおむね虐げられて育った。
唯一心を許したのは、変態叔父に捧げられそうになっていたのを自らと契約することで助けた隷魔だけ。
自分といっしょにいるとその子も不当な目にあうから。なんとか逃がそうとするけれど、なつかれて失敗。
そんな時に一家皆殺しの上家が焼かれて、それは隷魔のせいということになる。
大人になって教会に飼い殺されているところを助けられて溺愛されるけど、意味がわからない。だって彼は自分を憎んでいるはずなのに…

この「謎」の力でぐいぐい読み進められる。
ただ途中まで面白くなりそう感があったのに、終盤バタバタっと収束してもったいないなあと。
受がちょっと悲しんで、あとはハッピーエンドに多少の居心地の悪さを感じた。

イラストの受は華奢な中に男の子らしさのあるデザインでとても良いと思いました。


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