戦略拠点32098 楽園 (角川スニーカー文庫)

超個人的評価:★★★★☆
イラスト:CHOCO
著者 : 長谷敏司
KADOKAWA
発売日 : 2013-10-01
戦略拠点32098 楽園 (角川スニーカー文庫)

生きるとは何か、戦争とは何か。

地球をめぐる二つの勢力の戦争が1000年以上も続いている未来。
戦略拠点である星に墜落した下級兵士のヴァロワ。
そこで出会ったのはまだ幼い人間の(それも生身の)少女と、彼女とともに過ごす敵対勢力の将校ガダルバだった。

ヴァロアは身体の9割が機械。ガダルバにいたってた脳の一部を除けば全身機械。
粗野で比較的人間らしい感情を持つヴァロアと、いつも平坦で冷静で心なんで誤差だというガダルバ。
正反対の二人と天真爛漫なマリアの存在。
戦闘機を直して宇宙に帰ろうとするヴァロアだったが、三人で過ごした時は少しずつみんなを変えていく。
ただひとりマリアを除いて。
成長することもなく、死ぬこともなく、ただこの楽園のような星の墓守として生きる少女と、ほぼロボットな二人の兵士。

とっても趣深いラスト。
もっとマリアを中心に話が進むと思いきや、最後は男の友情ものに着地する。
とてもいいと思います。

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