さよならドビュッシー 岬洋介シリーズ (宝島社文庫)

超個人的評価:★★★☆☆
著者 : 中山七里
宝島社
発売日 : 2011-01-06
さよならドビュッシー 岬洋介シリーズ (宝島社文庫)

祖父の家で従妹とともに火事に遭い、全身大やけどをした高校生の遥。
たまたま知り合った天才ピアニストに師事し、リハビリをして本気でピアニストを目指す事を決意する。
コンクール優勝を目指し猛レッスンに励む少女のまわりで、次々と不吉な事件が起こる。
そしてついに殺人事件までも…

火事で体が不自由になったピアニストの卵の復活というスポ根モノとしては面白かった。
ピアノを弾くシーンの描写はすごいの一言。
たぶん舞台は名古屋なのだけれど、文字で見る名古屋弁の違和感にはだいたいとまどう。

以下重大なネタバレを含みますのでOKな人だけスクロールプリーズ。
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スタート地点の事件でさ。さすがに色んなおぜん立てが過ぎて、大どんでん返し!騙された!とはなれなかったなあ。
騙されたいのです。ミステリを読むときは特に。

火事にあった老人と二人の少女。本人は大火傷で全身の皮膚を移植、声帯も焼けて声も変わって…って流石にお膳立てが多すぎて入れ替わりを疑えとばかり。
そうじゃなかったら従姉妹(外国育ち)が出てくる必要性はどこにもないもんなあ…

入れ替わりが分かったあとの読後感も色々事がことだけにある種切なくはあるものの、爽快感はあんまり。

シリーズは続いている(探偵役は続投で別の事件)けど、どうしようかなあ。
いっそ今回の主人公ちゃんのその後だったら迷わず読むのだけど。

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