臨床法医学者・真壁天 秘密基地の首吊り死体 (宝島社文庫)
超個人的評価:★★★☆☆
著者:高野結史
宝島社
発売日 : 2021-04-07

人間嫌いの法医学医、真壁は人と関わるよりも遺体を解剖している時の方がマシだと思っている変わり者。ただしその分析の目は確かで、見落としてしまいそうな些細な証拠を見つけ出す優秀な目を持っている。
その能力を買われ、臨床法医学医として虐待児童の鑑定の仕事を押し付けられて…
臨床法医学っていう分野を初めて聞いた。ご遺体じゃなくて生きてる患者から法律に関わる分野の情報を得るための診察を行うこと。へえ。
とはいえ主人公の真壁は法医学医で、児相から依頼される虐待かどうかの判定を所属する大学の法医学教室の意向で嫌々引き受けている。なんだけどどちらの分野でも優秀。ただちょっと人当たりと言葉のチョイスがど直球すぎるだけで。
真壁が過去に色々あって、トラウマと諸々を抱えまくりつつ事件や過去と戦うのはずっと見ていてヒヤヒヤの連続で、そういう意味でスリリングではあった。
警察とか保護者とかとバチバチしすぎて、首吊り事件の捜査にもだいぶ強引に首を突っ込んで、捕まっちゃうんじゃないか、そうじゃなくても本人が壊れちゃうんじゃないかと心配になった。
事件の結末は意外は意外だけれども、正直読後感はあんまり良くないかなあ。
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