霧の出る森

超個人的評価:★★★☆☆
著者:嗣人
竹書房
発売日 : 2025-08-29
霧の出る森

死者と山を巡る連作ホラー短編集。
信仰の対象となった山を切り開いた集落では不気味なことばかりがおこる。
人は決して踏み込んではいけない異界。そこには入り込みすぎると戻れなくなるし、生半可な気持ちで踏み込めば何かを失う。

ここでの死者は決して穏やかなご先祖様ではなくて、なんだかよくわからない気味の悪い化け物として描かれる。

個人的にホラーは怖いとか不気味とか人をちょっと嫌な気持ちにするのが目的のジャンルなんじゃないかと解釈していて、そういう意味では「なんだかわからないもの」「回避できないもの」がやっぱり一番怖い。
そんなことを考えさせられる作品でした。

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